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より使いやすい家電へ 音声機能 視覚障害者らをお助け(産経新聞)

 テレビの番組表といえば、小さな字でびっしりと書き込まれ、老眼など視力に不安のある人にとっては、目当ての番組を探すにも一苦労。そこで、番組表を音声で読み上げる機能のついたテレビが、ひそかな人気をよんでいる。

 三菱電機の液晶テレビ「REAL」では、3年前から、「しゃべるテレビ」機能を搭載した機種を発売している。テレビ画面に番組表を表示させリモコンのボタンを押すと、番組タイトルや内容、また番組の予約状況なども、音声で知らせてくれる。

 開発のきっかけは、担当者が、視覚障害者の会合に参加し、目の不自由な人々が、日常的にテレビを聞きながら生活していることを知ったことだった。より使いやすくなるには、と検討を重ねたところ、同社の研究所が開発した文章読み上げのシステムと、電子番組表とを組み合わせることを考えだした。平成19年春からこの機能を搭載。目の不自由な人からは、「人に迷惑かけることなく自分で操作することができる」と評判がよく、また、高齢者にも好評。年々バージョンアップしており、「さらにいいものにしていきたい」(同社)という。

 音声ガイド機能は、他の家電や設備でも広がっている。大阪ガスでは、6年前から、「しゃべルック」と呼ばれる、操作を音声で知らせる機能をもつガスコンロを発売している。「点火します」「消火しました」といった基本的な操作から、「揚げもの温度を180度に設定しました」「グリルまもなく終了します」など、注意喚起も行う。

 高齢者には「安心できる」と好評。また、若い年代では、音声ガイドをややうるさい、と感じる人もいるが、「音声で知らせてくれることによって料理の手順がスムーズに進むと、評価していただいています」(同社広報部)。手際よく料理をするための、助っ人、として活用しているようだ。

 また、4年前に発売を開始した同社の火災警報器「けむぴこ」は、万一の場合、ブザーとランプに加え、「火事です」と音声で知らせる。「音声案内は、家庭内の他の機器の電子音との区別をつけやすくする上、注意を引きつけやすい」(同社)という。(岸本佳子)

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