スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

豊麗なる和のビーナス 聖林寺の十一面観音 (産経新聞)

【麗し大和】(4)

 ふわり、天から舞い降りたようなかろやかさ。豊満なのに、スレンダー。天平彫刻の傑作とされる聖林寺(しょうりんじ)の十一面観音立像(国宝)は、時にミロのビーナスと比較されるのもなるほどと思われた。人のかたちを借りながら、この世のものではない美が宿る。

 三輪山の南にある聖林寺は、卑弥呼の墓かと話題の箸墓(はしはか)古墳や桜井市内を見渡す地に建つ小さな寺だ。本尊は別にあって、子授けで知られる地蔵菩薩。戌の日に安産・子授けの祈祷(きとう)を願う人も多い。奈良市街から電車とバスを乗り継いで小1時間、小川を渡って狭く急な坂を上ると、苔(こけ)むした寺の石垣が見えてくる。

 「神々しい威厳と、人間のものならぬ美しさ」。倫理学者、和辻哲郎は名著「古寺巡礼」のなかで、熱狂的ともいえる筆致で観音像を賛美し、写実と理想の結晶と述べた。白洲正子は昭和初期から何度も訪れ、「私の一番好きな仏さま」と呼んでいる。審美眼に優れた彼らをそれほど引きつけた観音像。その歴史もまた、興味深い。

 つくられたのは8世紀半ば。三輪山をご神体とする大神神社(おおみわじんじゃ)の神宮寺(付属寺院)にあったが、明治の神仏分離令で聖林寺に移された。うち捨てられていたとの逸話もあるが、寺に預証文もあるというから、やはり大切に扱われたに違いない。

 安らかなお顔を眺めていると、安住の地を求め、観音自らこの寺を選んだように思えた。(文 山上直子、撮影 大塚聡彦)

【関連記事】
長谷寺の観音さまの足に触れてみた 
龍馬ゆかりの鞆の浦、海援隊知らしめた沈没事件 
紅白歌合戦 仰天「メガ幸子」はこうやって生まれた!!
重文の観音像を盗んだ容疑で43歳会社員の男を逮捕 福岡
ケロロ軍曹、切手に登場 来年1月22日に発売

都議補選・島部選挙区は自民が民主破る(読売新聞)
【施政方針演説】全文(6) 世界に新たな価値を発信する日本「文化融合の国」(産経新聞)
名実逆転のデフレ続く=10年度経済見通しを閣議決定(時事通信)
小山登美夫ギャラリー「名知聡子展」 東京・清澄(産経新聞)
小沢氏会見詳報(2)「与えられた職責を全うしたい」(産経新聞)
スポンサーサイト

コメント

非公開コメント

プロフィール

はんざわりょう

Author:はんざわりょう
FC2ブログへようこそ!

最新記事
最新コメント
最新トラックバック
月別アーカイブ
カテゴリ
フリーエリア
検索フォーム
RSSリンクの表示
リンク
ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる

QRコード
QRコード
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。